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会社設立準備中 土井史歩さん

”自分の力を試したい”とベンチャーへ転職。
自分の気持ちに素直になることでキャリアが築かれた

会社設立準備中 土井史歩さん 1968年生まれ。 音楽大学付属短期大学卒業
大手家電メーカーで営業マンとして活躍、販売戦略・企画立案などを経てリーダー職を経験。 30代でコンサル系ベンチャー企業へ転職し、営業マネージャーとして実績をつくる。
その後、人材コンサル会社を経て2007年株式会社を創業予定。





-- -- 土井さんは営業マン歴10年以上という大ベテランでいらっしゃいますね。営業職を軸に大企業もベンチャーもご経験されて、今年は会社設立。常に新しい環境で挑戦し続けるパワーを感じますが、何をきっかけにキャリアチェンジされてきたのですか?

私の中での大きなキャリアチェンジといえば2度あって、1度目は長く勤務していた大手メーカーを辞めてベンチャーに転職した時ですね。仕事への価値観が大きく変化した時でした。
2度目は、今年です。夢を共有できる仲間と一緒に会社を設立するわけですね。何もないところから社名を決めて、ホームページをつくって、営業をスタートさせて・・・メンバー同士で喧嘩になることもありますが(笑)皆で試行錯誤しながら成功に向って挑戦しているところです。

-- 1度目のキャリアチェンジのときは、何がきっかけだったのですか?

簡単にいうと、自分の力を試してみたくなったんです。
入社したときは、まさか自分がこんなに仕事に夢中になるとも思っていませんでしたよ。誰もが知っている会社だし、その安定感が魅力で入社し、小売りと法人営業を担当していました。“将来こうなりたい”とか明確なキャリアプランがあったわけでもないですし、まぁ営業という仕事が肌に合っていたこともあって、楽しく仕事をしていました。

それが、30歳前後くらいの頃でしょうか。会社が大きいだけに自分の将来の先がみえてしまって、物足りなさを感じるようになったのです。
ある程度までは評価されます。でも、当時はまだまだ男性優位の昇進システムがはたらいていたし、仕事のおもしろさを追求する環境としてはどうなのかなと思いはじめたんですよね。大きな看板のある会社の外で、自分の力がどれだけ通用するのかを試してみたくなりました。

-- なるほど。20代後半で土井さんのような理由でキャリアチェンジをする女性は多いですよね。
仕事でも一定の経験値を積むころですし、プライベートでは“結婚”というイベントのことも考える・・・自分の本音や価値観とぶつかって悩み、自分としての答えを出す女性の精神的自立の時期と言えるかもしれません。 土井さんの場合結婚についてはどのように考えていたのですか?

そのころ既に結婚していましたよ。結婚を機に退職する気はもともとなかったですね。なんていうか、社会を動かす“中のひと”でいたい気持ちはずっとありました。だから結婚によって仕事が変わったという感覚をもったことは一度もありません。

-- なるほど。それで仕事の面で自分の力を試そうと、ベンチャー企業へ転職というわけですか。その際にこだわっていたものはありますか?例えば営業職は絶対、と決めていたとか。

そのとき営業職へのこだわりが強かったわけではなくて、ウエディング業界に興味があったんです。そこらへんで転職活動をしていて急成長中のベンチャー企業と出会いました。が、どういうわけか私のキャリアでは“営業ウーマン”というイメージが強かったんでしょうね。「土井さんには是非こちらの部署でご活躍いただきたい」と言われて、いつの間にか飲食店の販促をサポートする提案営業の部署に配属されていました。(笑)それで、またしても営業職です。これもご縁なのだと思います。

--実際にベンチャー企業で仕事をしてみて、どうでしたか?

想像はしていたものの、それ以上にハチャメチャでしたね。(笑)
“ベンチャーの1年は大企業の3年”と良くいわれますが、本当ですね。 でも、確かに可能性は多い。女性でもしっかりと評価してもらえたし、思い切って転職してみて良かったと思っています。すぐにチームをもたされマネージャーとなりましたが、部下に教わることも多く、本当に色々と勉強になりました。
それでもまぁ、大手を懐かしく思うこともありましたよ。時々、自分は自分で思っていたほど仕事ができないのではないかと落ち込むこともありましたし。それでも自分がやらないと他にやってもらえるわけでもない。そこらへんは、ベンチャーならではの厳しさだと思います。
結局会社が傾きかけてきたことがきっかけで再度転職しました。社員という立場は、会社に守られているわけではないのだということを本当に実感しました。

-- そこで、なぜ人材業界へ転職されたのですか?

はい。それまではずっと商品・サービスを扱っていましたが、いつも結局は人とのつながりの中で仕事をしてきたわけで、「人」への興味が強くなっていました。それに、職場っていうのはプライベート以上に人生の時間を費やす場所じゃないですか。だから女性として働いていくうえで、長く価値を見出せる業界だなと思ったのです。

-- そこでの活躍と出会いがきっかけとなって、今回独立されるわけですね。

そうです。独立のために転職したというわけでもないですから、本当にご縁を感じますよ。 今の自分の立場で、できることを一生懸命やっていたら、また新しい挑戦への機会がやってきたというかんじです。

-- 土井さんのキャリアはとても自然体ですね。

そうかもしれません。でも、あまりあれこれ考えてもしょうがないと思います。
例えば何がしたいかとか、どうなりたいかとか、それがはっきりしない時に無理にやりたいことを見つけようとしなくてよくて、色々経験していく中で、自分の目標は自然と出てくるものだと思っているんです。実際に私はそうでしたし。

-- なるほど。やりたいことがわからなくなってモヤモヤしている時は、まずは目の前の仕事にがむしゃらに取り組んでいくことで自然と目標がうまれる、ということですね。ゴールが自分の中にできたら、はじめてキャリアプランを立てられますものね。人の理想や世間の流れでゴールを決めてしまったら、それこそ不幸です。

確かに、この世はまだまだ男社会だと思います。女性が働きやすい環境になるにはまだ時間もかかるでしょう。だからといってその社会の流れに無理に合わせようとするのではなくて、自分がやりたいこと、自分がやるべきことを納得いくまでやってみる方が結果的にうまくいくのではないでしょうか。とにかく何でもやってみる!与えられた予定外の仕事、偶然のきっかけを素直に受け入れることで自分の可能性も広がると思いますね。

--いい話ですね~。土井さんは自分軸がしっかりしているからHAPPYオーラが出ているのでしょうか。 ところで会社の成功がもちろん今の目標であり使命であると思いますが、その後はどうするのですか?

10年後、私のいるべき場所は決めています。

-- ???どこですか?(笑)

1タイに移住したいと思っているんですよ。そこにいくために、何が必要かなと考えて、逆算して考えています。仕事は、そのための手段でしかないのかもしれません。
けれど現在の仕事をやりきって、成功させて、充実感を得ることがまずは一番大切なことであると思っています。その結果が自分のライフプランに結び付けされれば最高ですね。

-- 素敵ですね。 これからも、自然体で挑戦し続ける土井さんでいてください。

土井さんのキャリアのポイント

土井さんは“挑戦すること”と“肩の力を抜くこと”のバランスの良い働き方をされています。
だからこそ環境が大きく変化しても、いつも冷静に自分の立場を幸福と感じ、実績をつくることができるのでしょう。自然体でいることの大切さを感じさせるキャリアへの価値観です。

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